暖房器具ってあるじゃないですか…
スイッチを入れたら部屋を暖かくしてくれて、冬を乗り越えるための必須アイテムなんですけどもね。
5年前、娘が生まれて初めての冬の出来事…。
我が家には”デロンギさん”と呼ばれるオイルヒーターの暖房器具がありまして、今年も登板機会をまってるんですよ…。
“デロンギさん”が我が家に来たのは、5年前の出産をきっかけに
1-空気を汚さない
2-触れても火傷しない
という情報をどこかで仕入れた出産後の入院中の嫁さんがですね、それはそれはたいそう気に入りましてね…
嫁さんの猛プッシュで購入に至ったワケなんですけれども…
ところがねぇ…
購入段階から不安があって、どこの電気屋さんに行っても隅っこの方に追いやられてる訳ですよ。
ヤ〇ダ電機さんに至っては
炊飯器コーナーにある始末。
パンフレットを二人で熟読して、奴はヨーロッパで活躍してるらしいとの事。
部屋の空気を汚さない”優しい暖かさ”と書いていた。
自分としては常夏の暖かさを望んでたけど、嫁さん猛プッシュ…そして購入。
箱から出してまず気になったのが、とにかく溶接、塗装が雑なの(-。-;)
ヨーロッパ産のハズなのに…と思ったらmade in Chinaの刻印が…
思わず
『くそぅ!』(バウア-調で)
って出ちゃったよね
…まあまあ見た目悪くても、性能はものすごく良いんだろうと期待を込めて電源オン!
スイッチONしたんだけどねぇ…
暖かさスイッチが3段階あって、
Min.Med.Max…
Med…
メドて…
カタカナにするとなんか微妙な感じだ。
それは置いといてMAXにしてみた。
まぁ~
・・・
・ ・ ・
暖まらない事…
暖まらない事…
部屋の空気を汚さない”優しい暖かさ”と書いていた。
優しすぎないか?
部屋の温度が上がってる気がしない。
当時住んでいた古い社宅ではあっさりブレーカーが落ちる…
どうやら炊飯器やレンジを併用するとブレーカーが落ちる仕組みらしい。
併用を避けて再びトライ
…暖まらない
本体上部が蜃気楼のようにゆらゆらしてるが、そこだけは暖かい。
こんなもんで欧州の冬が越せるのか?
欧州の冬はこんなモンか!?
と、
非常に疑問に思ったんですけれども
確か、パンフレットの外国人夫婦はソファーにくつろいでいたハズ…
彼らはコーヒーでも飲みながらサッカー観戦していたに違いない。
そんな考えがよぎりながらも、その内暖かくなるんだろうと我慢して使ってた。
いつまでたっても暖かくはならなかったけど…
まぁ初めての子供だから神経質になってたんですよね…
空気を汚しちゃイカンて。
しばらくして寒さが厳しくなった頃、仕事から帰ると嫁さんも子供も外にいるより厚着でした…
もうミシュランのキャラクターみたいに…
おっきいミシュランと生後9ヶ月のミシュランみたいな…
『お帰り~』
みたいな状況でした…
なんだか二人共モコモコしてて
いつからウチは北極探検隊の基地になったんだ?
みたいな…
もう我慢の限界でしたわ。
石油ファンヒーター出しちゃいましたよ…
数分で部屋が暖かくなる。
嫁さんが
“…あったかーい”
とつぶやいた。
どうやら自分が猛プッシュした物で、安い買い物ではなかったので、寒いと言えず引っ込みがつかなかったらしい。
道理で、ワタクシが
“電気ばかり喰って役に立たないなぁ”
とデロンギさんを罵っても、嫁さんはデロンギさんをひたすらかばってたからなぁ…
後から知った事だけど、デロンギ社ってカプチーノだかエスプレッソだかを煎れる機械(メチャお値段高いらしい)で有名なそうな…
あのパンフレットで飲んでたのはカプチーノか
暖房要素無いし…
まぁ今年も、我が家の暖房器具2本柱(ホットカーペットと石油ファンヒーター)に頑張ってもらう訳で…。
デロンギさんには2軍生活を送って貰ってベンチでも暖めてもらおう。
現行のオイルヒーターは暖かいのかもしれません…
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