もう二度と経験したくない事

クレーンネタ

いや~

スプラトゥーン3ね。

去年の発売からしばらくやりこんでたんですけども、ちょっとスプラ疲れしちゃってね。

 

しばらくプレイしてなかったんですね。

 

なんだろうなぁ~

 

あのゲーム、
すっげぇイライラするじゃん。

 

で、イライラするくらいならやらない方がイイだろうと。

スプラのCMみたいにさ、あんなに穏やかな心中でプレイなんてできないよね。

 

で、1か月ほどスプラから離れてて、久しぶりにプレイしてみたの。

フェスだ~

なんつってね。

 

おじさんはギアの欠片集めに特化してるから。

そしたらね…

 

めっちゃヘタになってた上に画面酔いした…。

 

うっぷうっぷ言ってたからね。

 

そのうえ…

 

イライラが半端なかった。

 

こりゃスプラ離れが加速するね。

わざわざイライラするためにゲームするなんて、精神的によろしくないからね…。

なんならイライラして寝つき悪いもんね。

 

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

どうも、ウデマエはSおじさんです。

 

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勤続20年を迎えました

 

昨年のお話になっちゃうんですけどね、

会社から勤続20年の表彰を受けることになりました。

 

いや〜

20年ですよ。

24歳で今の会社に入社して…

いろいろ大変だったけど…

何度も何度も退社を考えたけども…

ダラダラとココまで来てしまった。

 

入社当時は、鼻から小筆サイズの鼻毛が出てる人がいたり、給料を前借りしてパチンコに行ってすってんてんになって、翌日から次の前借り解禁日までゾンビみたいな風体で仕事してる人がいたりしてさ…。

(現在は給料前借システムは廃止されております。)

リアルエスポワール号みたいで、いろんなカルチャーショックを受ける事が多かったけども…。

 

こういうのは過ぎ去るとあっという間だよね。

 

確か移動式クレーンの免許を取得したのが26歳だったな。

 

その後、いろいろあったなぁ〜

って感慨深いものがあリますよ。

 

プライベート含めてさ〜

振り返って思うことはいつも

昔の方が良かったよな〜

って思っちゃうんですよね…

 

仕事をしていて二度と経験したくない事

 

まぁまぁまぁまぁ

皆さん…

仕事をしていて、二度と経験したく無いこと…
ってあります?

 

いやね、そんな事はたくさんあると思うんですよ。

クレーンが倒れそうになったとか倒れたとか、職人さんとケンカしたとか…

 

ワタクシはね…

 

死亡事故に居合わせてしまった事があるんです。

 

コレはもう二度と経験したく無い事ですね。

 

今回はちょっと重いハナシになっちゃうかもだけど、どの仕事でも怪我をしたり事故にあったりって事は少なからずあるよね。

 

勤続20年の中でワースト1位の出来事を公開しますよ。

同じ思いをしてほしくないので、みんなも気を付けようねってお話。

気の付けようも無いんだけどもね…

 

 

今から十数年前のお話…。

 

NK-1600で船積の作業がしばらくあると。

担当オペさんが休むので他に乗り手がいないから、数日担当オペさんと一緒にするから、乗って覚えて欲しいと。

 

当時、大きなクレーンに興味はあったのでOKしたのですが…。

 

NK-1600とは?

 

その前に、NK-1600を振り返ってみようと思うの。

カタログがあったので、そこから画像は抜粋しますね。

 

NK-1600ってさ、KATOの機械だったの。

当時はトラッククレーンね。

 

今はオールテレーンでKA-○○になってるんだけどね。

↑4軸で車幅3,400㎜だもんね。

今じゃ~考えられない車幅よね(-_-;)

しかもリアタイヤのステアリングが切れないのでトラックにごっついクレーンが架装されてるタイプ。

走行キャリアMTだったもんね。

 

↑前後左右のアウトリガージャッキの他に、リアジャッキとかセンタージャッキの計6本のジャッキがあったの。

 

アウトリガーフロートが重くてね~

セットするのに結構大変だったなぁ~

 

走行キャビンも今みたいに助手席とか無かったの。

前後の縦乗りキャビンなの。

だいたい後部座席は荷物置場になってた。

 

で、クレーンキャリアなんだけど

↑こんな感じ。

赤いレバーが旋回ね

んで、起伏・補巻き・主巻・伸縮が足と手の両方イケるタイプのレバーだったの。

コレはコレで操作しやすかった。

液晶のトコに数字が表示されるんよ。

上から

ジブ角度

ブーム長さ

荷重

起伏角度

作業半径

だったと思う。

今と比べてめっちゃシンプル。

 

この当時ってTADANOさんの対抗機種はAR-1600だったのかな?

ARの前ってなんだろ?

 

ハナシを戻して

 

え~っと…

だいぶ話がズレちゃったんだけども、このNK-1600を据えてある状態でクレーン操作だけを覚えてくれって事だったの。

担当のオペさんと一緒にね。

 

その担当オペさんってのが、当時ウチの会社でNO.1みたいな存在だったんですよ。

どんな機種でも乗りこなせてて、しかも上手くて…

吊荷が揺れなかったもんね。

尊敬の対象でしたね。

 

キレイ好きだからしょっちゅうクレーンを磨いてた。

 

だから、コチラとしてはすっごい気を使っちゃってね~

萎縮して恐縮してましたですよ。

 

で、一通りクレーン操作の説明を受けて積込作業に入る。

 

クレーン操作はそれなりにできてたと思う。

ワタクシのクレーン履歴は他の人と違って多少特殊だったので…

 

吊り上げる重さは10t~20tという…

当時の自分にしては、そこそこの重量物が相手でした。

 

NK-1600は大きいだけあって動作が重いというか遅いというか…

そんな印象だったなぁ…

 

作業は吊荷を船内に積み込むっていうそのまんまの船積作業。

無線使用でね。

積み込んだ荷は、船内のフォークリフトで積み付けるって作業。

 

事件発生

 

確か2日目のお昼前だったかなぁ?

 

無線で作業してたんだけどさ…

 

合図者

『おい!大丈夫か!?』
『おい!おい!』

って…

次第に合図者の声は大きく、そして荒くなっていった。

 

不審に思い、クレーンを磨いてた担当オペさんに

 

ワタクシ

『あの~担当オペさん、船内で大丈夫か?って大声出してるんですけど…』

って報告。

 

それを聞いた担当オペさんが慌てた様子で…

 

担当オペさん

『ちょっと船内見てくるわ!』

って船内を確認しに行った。

 

船内を見て戻ってきた担当オペさんが言うには、船内で人が倒れてると…。

 

状況がよくわからなかった。

 

荷が振れて吊荷に挟まれた?

自分の操作が影響して人が倒れた?

 

色んな不安が頭の中を駆け巡った。

 

そうこうしているうちに、倒れてる人の意識が無いという情報が伝わってきた。

 

ウソでしょ?

 

そして…

船内から担いで連れ出せないので、担架を吊るすからクレーンで吊り上げて欲しいと連絡が来た。

 

ワタクシ

『担架を吊るすから、倒れてる人を吊り上げてくれって言ってますけど…』

と担当オペさんに伝えた。

 

当然、普段乗っているベテランさんが対応してくれるだろうと思ってた。

重症と思われる人を担架に寝かせた状態で吊るワケで…

そんな特異ミッションを見習いにやらせるワケないよね…

って思ってたの。

 

・・・。

担当オペさん全然代わってくれる様子ないの…。

仕舞いにはどっか行っちゃった…。

 

動揺してたんだろうなぁ…

と、今は思う様にはしてる。

もし自分が逆の立場だったら、絶対代わるけどね。

 

 

で、担架が用意され…

補巻きの巻き下げ合図を出され…

担架を玉掛され~の船内へ旋回し巻き下げ…。

 

アレ?おれ?おれが吊るの!?

担当オペさん代わってくれないの!?

なんか遠くの方からコッチ見てるけどさ、アンタなにしてんの?

 

重症者を吊り上げてさ、振れてさ、重症者が落ちちゃってトドメ刺しちゃったら嫌じゃん!!

 

ウソでしょ!?

無いわぁ~!

アンタ無いわ~!!

 

という心の叫びは虚しく…

 

担架に重症者を括り付け終わり、巻き上げ合図が出た。

慎重に巻き上げ、旋回し…

岸壁へ…

そして巻き下げる。

 

揺れることなく慎重に操作した。

 

重症と思われる作業員。

外傷は無かったが、担架に仰向けのまま微動だにしなかった。

 

他の作業員が近づき、声を掛けたり体をゆすったりしていたが反応は無く、程なくして救急車が到着。

 

救急隊員が心臓マッサージを行った。

ふくよかな体系の方だったので、心臓マッサージを行っている最中、お腹がタプンタプンと動くだけだった。

 

その後、心肺停止状態が確認され重傷者は搬送された。

 

自分は、その一連の様子をアウトリガーの縄張りロープの内側から眺める事しかできなかった。

 

ただただ呆然と眺める事しかできなかった。

 

朝は顔を合わせていたんだと思う

 

作業前のミーティング時に顔を合わせていたワケですよ。

仲が良かったワケでもないし、知り合いでもないし話した事もないけど…。

 

ミーティングで顔を合わせた人が、その数時間後に変わり果てた姿になってしまった。

 

船内の作業員から詳細を確認すると、どうも船内のフォークリフトと船内の壁に挟まれたとの事だった。

 

その後、警察が来て事情聴取。

その頃に重症者の死亡が確認されたとの報告を受けた。

 

もっと後に聞いた話だけど、フォークリフトに挟まれ被害者は内臓破裂で即死だったらしい。

 

被災した作業員は船内で、何度もフォークリフトの後ろに立ち入っている事が多く、注意されていたらしい。

 

広い様で荷が積み込まれたら狭くなっていく船内。

大きな15tのフォークリフトが動き回る。

 

危険感度が薄れていったのだろうか。

 

事故は起きた。

 

救急隊員が心臓マッサージをしている時に、お腹がタプンタプンしていたのは内出血していた血液だったんだろうなぁって聞きました。

 

後に響いた

 

そんな出来事があった後、しばらく大きなクレーンは乗れなくなってしまった。

自分のクレーンの操作がこの出来事の直接原因ではないんだけれど、無線機を使って見えないところに荷を持って行くっていう作業がなんだか怖くてね。

 

目の前で人が死んでしまうなんて、あまりにもショッキングだったし。

 

会社から何度か乗り手がいないから、大型機に乗って欲しいと依頼があったけど断ってた。

 

ラフターで無線機を使った作業はしてたけど…

自分の中で変な線引きをしてた。

 

3ヶ月ほど経過した頃、少しずつだけど大型機に向き合える様にはなった。

 

振り返って…

 

勤続20年の中で振り返ってみて思う事は、もうこのような経験は2度としたくないですね。

 

どの仕事でもその職種でも、多かれ少なかれ事故やケガはありうる。

作業に対して人が増えれば増えるほど事故やケガの確立は高まるからね。

 

危なっかしい人

そそっかしい人

 

第3者から見て危ないなぁ~って思う作業も

『普段からこんな感じで平気だから大丈夫だよ』

とかね。

 

そんな危険感度がマヒしちゃってる人ってたくさんいるじゃない?

 

 

お金を稼ぐための手段の仕事ね。

その仕事で命を落としちゃダメじゃんか。

 

たまたまこの記事を読んでくれた人がいるなら、今日から慣れた仕事に対して注意力を高めて向かい合って欲しいなぁ~

と思うです。

 

そんな勤続21年目を歩いている今日この頃…。

 

本日もご安全に!

 

 

コメント

  1. とし より:

    勤続20年おめでとうございます‍♂️
    事故の経験は忘れられないですよね。私も無休災害でしたが自分が作業班長の現場で一度経験しました。たまたま別れないといけない作業の時無線で災害の連絡を受け全現場を停めてしまいました。その後は元請、他に入っていた会社の責任者に謝罪。現場に行って元請と事故当時の状況確認をするなど夜までかかりました。そういう時って時間が早く感じますよね。事故を起こした当人は全く反省せず参りました。もう二度と経験したくないです。

    • Slide Away Slide Away より:

      としさん
      お疲れ様です<(_ _)>

      >勤続20年おめでとうございます‍♂️
      ありがとうございます(:_;)

      事故の後の謝罪と、報告書から対策等々…
      フタが閉まるまでが長いし大変ですよね(;´・ω・)

      そこで事故を起こした本人が反省しないとかちょっと辛いっすよね~
      反省してくれないとまた同じことが起きかねませんしね(-_-;)

      いや~
      お疲れ様です<(_ _)>‼

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