過去記事をリライトしてお送りしております。
見習い時代に困ったことシリーズ第3弾となりました。
え~見習い時代に一番困った事といえば
”経験が無い”
ですかね…
誰でも初めは未経験からのスタートなので当然なのですが、クレーンをオーダーした側には見習いだろうがベテランだろうが関係無いんですよね…。
この職種って技術職だと思うんです。
特に荷の振れが酷かったら玉掛する側からすると…
『なんなんだコイツは!!危ねーな!!』
って思われるワケですよ。
自分も2年ほど玉掛作業員だったので、酷いオペと仕事してると身の危険を感じたモンです。
鳶さんや職人さん達は身体張って仕事してるワケですから、厳しいのは当然です。
でも、合図する方が悪い時も多々あるんですけどね…
意思疎通ができて無くて揉め事にまで発展する事も少々ありました…。
経験が技術を高める…
ワタクシ勝手にそう思っております。
今回は操作時のコツをつかむ練習方法みたいなモンをお知らせしたいと思うですよ。
オススメの練習方法なんですけどね…
まず、会社の敷地でもなんでも広い所で、クレーンをセットしてフルブーム。
で、カゴとか何か吊り荷役になるものをフックに玉掛してください、
見習いだから練習させてくれって言えば、ダメっていう上司はいないと思います。
とりあえずヤル気アピール。
何よりもこれからの自分の為であり、経験不足を補う為ですから時間を惜しんじゃいけません。
実践に近い練習で経験値をUPします。
コレ、ワタクシが実際に新人君に課した練習法で、”スゲェ役に立ちましたよぉ!!”と言われました。
セットしたクレーンの前後左右の4ヶ所にカラーコーンだとか何か目印になるものを適当に置く。
んで、前後左右にA、B、C、Dとか決めます。
↓こんな感じでね
①運転席に乗り込み、まずAの目印の真上にフックが来るように操作する。
②目印に当たるか当たらないギリギリのところまでフックを巻き下げる。
③この時点で距離計を確認。
④運転席から降りて、目印とフックの位置がどの位ズレてるか目視で確認。
⑤運転席に戻ってズレの修正、距離計の距離を手の甲でも紙でもメモっておく
運転席から見てフックと目印の左右のズレってあまり無いと思います。
ただ、前後の距離感のズレって結構あるんです…
①~⑤をA~Dの4ヶ所分行います。
例えば…
Aの場所が作業半径15m
Bの場所が作業半径7m
Cの場所が作業半径10m
Dの場所が作業半径5m
というように運転席から各目印までの距離(作業半径)が解りました。
次は、Aの場所からBの場所へクレーンを操作してフックを移動させます。
この時、旋回&起こしで操作します。
Aの場所で作業半径15m、そこからBの場所の作業半径7mへフックを移動するワケですから、8m分
起こす事になりますよね?
旋回している最中に、距離計をチラチラ見ながら距離計が8mになるように操作する。
理想は旋回&起伏ついでに揺れも止める。
練習だからゆっくりでもOK。
要はAからBへの最終目標地点( 作業半径)は解ってるワケですから、早い段階で7mに合わせて後は旋回と振れ止め操作をすればイイんです。
動き始め、目印付近はジワーっと操作するのがポイントです。
アクセルワークを駆使してどう動くかの確認も忘れずに…。
んで、この操作を目印A~Dをランダムに動かす。
初めの内は
『フルブームシャレにならねぇ…』
って心が折れます。
そしたらブーム縮めてください。
幾らか操作が楽になります。
クレーンのメーカー、機種、整備状態によって距離計の表示が遅かったり(クレーンの距離計を8m
に合わせた後、起伏動かしてないのに8.5mになってたり)、水平器が狂ってて、起伏動かしてない
のに、右側と前側で距離表示が違ったりと色々あります。
コレは機械のクセと判断しましょう…
水平器が狂ってたら直してもらいましょう。
初めっから上手に操作出来るニュータイプな人なんていません!
↑ニュータイプな人の代表ね
誰でも初めから上手に操作出来たら資格なんて要らないですから。
気付けばかなりの長文になってしまいました…
お付き合い頂きありがとうございました。
↑その4へ続きます…。
コメント
①A地点が25mくらいあるときに備えた練習法ってありますか?
②B地点が10mくらい、吊り荷が3tの重機を持ってこいって言われた時用の練習法は?
※実話
(P.N. ミニラフ10番打者より)
かつおぶし…
めんつゆ…
や…
やまさ?
①ジブつかってください
②25tで行っちゃってください
なりすましはいかんですよ(笑)
やまきさん((´∀`*))