TADANO GRシリーズ以前モデルのジブ出し(25t以上) 詳細編

クレーン操作ネタ

『GR乗車で現場にて急遽ジブ出しと言われて、車内に取説が無くて困ってる方』

に向けてジブ出しの詳細手順の説明をしたいと思います。

 

いや~
書き始めたものの、今までに無い長編になりました…。

 

最長です…。

 

全米が泣くレベル。

 

割と簡単に泣くよね。

 

全米って。

 

 

ハナシを戻して…

 

 

なんだっけ?

 

あ~
そうそう・・・

 

ジブね。

 

現場でジブ出しを宣告され、急いでググってココにたどり着いた方…

 

さぞ慌てている事でしょう。

 

慌てると事故りまっせ~

 

落ち着いて落ち着いて…。

 

確実に進めていきましょう。

 

それでは参りましょう

 

ジブ出し手順の詳細説明

 

スター

ティン!!

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ジブ出し手順の詳細説明

取説のジブ出し手順の順序をワタクシのアレンジで多少変えてあるので、自己責任でお願いします。

 

物損・故障・ケガ等ございましても当方責任は一切負いませんのであしからず…。

注意事項

作業スペースの確認

GR以前のシリーズのジブ出しって、空中展開ジブではないので、”ジブを振り出せるスペース”が必要になります。

↑こんな感じでね。
クレーンの周囲にスペースが必要です。
ですので…
障害物の有無の確認・撤去・除去をしてください。

ジブ装着中の注意点

ジブの装着中は、ジブの前側・下側には立ち入らない&立ち入らせない様にしてください。
誤ってジブ落下!!
そして挟まれ!!
な~んて事もあり得なくはないので…。

ジブ装着後のレバー操作について

急激なレバー操作はしないでください。
ジブが跳ねて荷がはずんだり、暴れたりで人身事故や機械の損傷の原因となります。
元ブームよりもジブの方が”か細い”ですからね。
レバー操作は通常作業よりも優しく丁寧に操作してください。
ジブチルトによるにの引き込みはしちゃダメよ。

用意するモノ

 

前回も触れましたが、用意するモノ一覧です。

1.ヘルメット

2.安全帯

3.脚立(車載されてますよね?)

4.保護手袋

5.補助ワイヤー

6.潤滑スプレー

7.ダチョウ俱楽部っぽく『聞いてないよ~』ってつぶやく

8.落ち着いた心

特に用意するものNO.7とNO.8が大事ね。
ピンの抜き忘れ・刺し忘れで大惨事になりますからね…。
G3以降のジブ出しと違って、”ピンの差し替え”ってのがあるんですよ。
なので、落ち着いて1つ1つの手順と内容の確認が大事です。




それではジブ出し開始!!

ブームを1m程度伸ばす

アウトリガー全張りでジャッキを水平にセット後、フックを外してブーム角度0°にしてブームを1mほど伸ばします。
ブームを伸ばしながら、起伏操作で角度0°まで倒すと少し時短です。
後の工程で、ジブがブーム下面にスライドしますので、ブームを伸ばしておかないとスライドしてきたジブにブームが接触・破損となってしまいますので、必ず1m程ブームを伸ばしておく事。

主巻フックを巻き上げる

ブーム角度を0°にしたら主巻フックとブーム先端の隙間が約15㎝になるまで、主巻フックを巻き上げます。

後の工程で、主巻フックがジブの中をくぐり抜ける様にするため、主巻フックを先に巻き上げておきます。

AML状態設定

AMLをジブセット状態に設定します。
ジブセット設定に設定すると、フックが過巻状態になっても自動停止しません。巻き上げ操作に注意してください。過巻でシーブ潰します。

ジブサイドアップ格納操作

 

 

↑のアウトリガー操作スイッチの横にある”ジブサイドアップ操作スイッチ”の…
”格納”側を押す。
後の工程でピンを抜くんですけども、走行の振動等でジブが下がってきちゃったりするんですよ。
んで…
”競ってピンが抜けない”って事が多いので、先にジブを格納側に動かして、所定の位置に戻してやります。

脚立の用意からのジブのピン抜き

では、運転席から降りてですね…
脚立をバンパー前あたりに立てて、下図のの部分のピンを抜きます。
側ですが、こんなんなってます。
で…
サイドアップシリンダの横に↓の様な部分がありますので…
①.スナップピンを抜いて、ピンCを抜く。
②.ジブセット格納ピンDを抜くため、レバーというか取っ手を解除側に引く。
③.①で抜いたピンCを刺し込み、スナップピンを入れる。
次に、ですが…
↑のジブセットピンA・Bを抜く。
スナップピンを失くしやすいので注意!!
この2本のピンをバンパー付近の失くさないトコに置いておく。

過巻防止用スイッチの取り外し

~注意~
G3の過巻き防止装置用スイッチと違って、GRの過巻防止装置用スイッチはトップシーブのワイヤーの外れ止めピンの役割も兼ねてます。
コレを外し忘れてジブの振出まで行っちゃうと、補巻きワイヤーがトップシーブの外れ止めの役割をしているピンが太いため、補巻きワイヤーが切断してしまいます。
この時点で確実に取り外しましょう!!
ではでは本題に戻りまして…
ジブセットピンA・Bを外して運転席に戻る前に、脚立を使ってトップシーブの過巻防止装置用スイッチを取り外します。
①.過巻防止装置用ウエイトに付いてるフックを外します。
  左右で長さが違いますので注意してください。
 短い方が過巻防止装置用スイッチ側です。
②.コネクターを外します。
 劣化してくると配線のカバーがパリパリして断線してしまう事があるので、普段から点検しましょう。
③.雑巾を絞る要領で90°ひねって左右に引くと外せます。
取り外せたら、ジブセットピンA.Bと一緒にバンパー付近に置いておきましょう。

ジブサイドアップ振出操作

運転席に戻って…
ブームが1m伸びている事を必ず確認してください。
先ほどのアウトリガー操作スイッチ横の、ジブサイドアップ操作スイッチを…
”振出側”に押す。
すると…
ジブがブーム下面にスライドします。
で、メーターパネルに…
↑コレが点灯します。
ジブが下がりきったのを確認したら、ブームを再縮小してブームとジブをドッキングさせます。

ジブセットピンA・Bの挿入

ブームを再縮小したら、運転席から降りて…
運転席から近いブーム右側から↑の画像の様に下から上にジブセットピンを差し込み、スナップピンで固定する。
左側に回り、右側同様下から上にジブセットピンを差し込み、スナップピンで固定する。
2本とも下から上にピンを差し込みます

油圧ホースをホースガイドに通す

前の工程でブームの左側のジブセットピンを入れたついでに、ジブチルトシリンダ用のホースをホースガイドに通します。
カコンカコン!!って感じで
この『カコンカコン!!』が個人的に結構好き。




ジブ連結ピンを差し替える

で…
下図ののトコにある…
↑結構長めのジブ連結ピンEを抜いて隣の鞘に差し込む。
ジブ連結ピンEを抜くときに、ピンEに振れているセンサーが動いているのを確認する事。コレが固着していると、後の工程でジブが外れないので…

補助ワイヤーロープの取り付け

近くまで来たついでに補助ワイヤーロープをジブに通します。
↑の赤い線が補助ワイヤーロープです。
ガイドピンの内側に補助ワイヤーロープを通します。

運転席に戻り、ブームを起こし補巻きフックに補助ワイヤーロープを掛ける

ブーム角度を60°~65°まで起こします。
この時、絶っっ対にブームを伸ばさないでください!!
ブームとジブを繋ぐ”ジブ連結ピンE”が抜けていますので、ブームを伸ばすとジブが外れます。まだこの状態でジブを外すのは非常に危険です。
↑前フリじゃないよ。
ブーム角度を60°~65°にしたら補巻きフックを下げて、補巻きフックに補助ワイヤーロープを掛けます。
で…
補巻きフックを巻き上げる。
↑補巻きフックを巻き上げ、補助ワイヤーロープを軽く張ります。

安全ロープを取り外す

運転席から降りて、↑のジブのガイドピンに掛かっている安全ロープのフックを、ブームのフック掛け穴に掛ける。
この後、ブームを更に起こすのですが、起こしたときに安全ロープの位置が高くなってしまいますので…
身長が足りなくて安全ロープが外せない!!
とか
無理な体制で安全ロープを外そうとして転落!!
な~んて事の無い様に、この段階で安全ロープを外しフックかけ穴に掛けます。

ブームを伸ばす

運転席に戻り、起伏角度を75°~80°まで起こします。
補巻きフックを少~したるませます。
ブームをゆ~っくり伸ばします。
『ガッ… コンッ!!』
でジブが外れブラーンってなります。
この時、運転席のパネルの『ジブロック表示灯』が消えたらブームの伸ばし操作を止めます。
↑コレが消える。
補助ワイヤーを張り過ぎているとブームを伸ばした際、補助ワイヤーロープを切断してしまう可能性があるので、多少~補助ワイヤーをたるませてください。

補巻きフックを巻き下げ、ジブに掛ける

補巻きフックを巻き下げブームの起伏角度を60°~65°まで倒します。
補巻きフックに掛かってる補助ワイヤーロープを外します。
ワタクシは、外した補助ワイヤーロープは巻き取って、↑ののトコに置いてました。
旋回した際に、補助ワイヤーロープが垂れさがって余計な事故を招かない様に注意してください。

補巻きワイヤーをジブに通す

ガイドピンを外側に引っ張り、補巻きワイヤーロープを通します。
この際、クレーン上で転倒しない様注意してください。

補巻きフックを巻き上げジブに当てる

運転席に戻って、補巻きフックをゆっくり巻き上げジブ先端に当てます。

テンションロッド取り付け準備 その1

 

 

ジブ先端を水平移動で地上高50㎝をキープしつつ、ブームを倒していきます。
コレが結構テクニカル操作なんです…。
ワタクシは…
・補巻きフックを巻きながら、ブームを倒していきます。
・補巻きフックが巻かなくなったらブームを伸ばしながら起伏の倒し操作する。
・主巻フックの状況を確認:ジブをくぐり抜けたら、主巻フックを巻き下げる
・起伏と伸縮操作の2操作になるのですが、動き方が結構不安定なのでちょうどイイレバーの入れ具合を探してください。
ブーム伸ばし操作中にジブ先端に気を取られていると、ブーム先端から15㎝しか隙間の無い主巻フックが過巻してシーブを潰してしまいますので注意してください。←経験者です。

テンションロッド取り付け準備 その2

ブーム角度を0°にします。
ジブの角度を水平になるまでブームを伸ばします。

テンションロッド取り付け準備 その3

後ろのアウトリガーを張り出し、前方を低くします。

テンションロッド取り付け準備 その4

運転席から降りて…
ブーム右側のジブセットピンをジブ先端側の穴に差し替えて、スナップピンでこていします。
ピンの差し替えをしないでジブ作業を行うと、ジブが左右に振れたとき、ジブを損傷する恐れがあります。
ワタクシ、差し替え忘れた事があるけどジブ損傷は免れました…。

テンションロッド取り付けの前に配線接続

 

せっかくピンを差し替えたので、そのついでに配線も接続しちゃおうっていう事で…

ジブの配線収納箱を開けて配線を取り出し、リングを通してコネクタと配線を繋げます。

テンションロッドをやっと取り付けるよ

の前に、ジブの中間辺りにあるテンションロッド格納サポートのロックを解除します。
①側に引っ張りながら②を外します。
左右2本分のロックを解除します。
↑のの部分に脚立を使って上がって、部分に安全帯を掛けます。
テンションロッドを
『よっこらしょ』
って、勢いをつけてテンションロッド取り付けリンクに持ち上げて、ピンを外側から内側に向けて差し込みます。
左右両方行います。
地味に重かったりします。
腰痛めない様にね。
転落しない様に!!
テンションロッド取り付けリンクに、テンションロッドが届かない場合はジブの角度が足りてないので、注意してブームをゆっくり伸ばしてください

ジブ先端に過巻防止装置用スイッチを取り付ける

テンションロッドを取り付けたら、補巻きフックをゆ~っくり巻き下げます。
テンションロッドが張り、補巻きフックが下がったら…
過巻き防止装置用スイッチを取り付けます。
取り外した時と同じように、差し込んで90°ひねって取り付けます。
過巻き防止装置用スイッチを取り付けたら、過巻防止用ウエイトにウエイト用ワイヤーを取り付けます。
最後に過巻防止装置用コネクタを取り付けます。
コレ付け忘れちゃうと、運転席内で過巻警報音が鳴り続けます。
ピロピロピロピロピロピロピロピロピロ
ってね。
運転席に戻って、AMLの作業状態設定をジブ設定にしてください。
以上でGRシリーズ以前のモデルのジブ取り付け作業は完了しました。
”フルオート”っていう割には結構手動ですよね…。




最後に…

 

上記の手順で、慣れれば10分~15分で出せます。

よく1人でタイムアタックしてました(笑)

 

ジブ出しなんですけどもね、コレね…

 

クレーン学校でやらないのね。

一切触れなかったなぁ…。

 

今はどうか知らないけどね。

 

それに最近じゃ~

クレーン塾なんてモンがあるみたいですしね。

 

↑コチラでジブ出しって練習するのだろうか?
どうなんでしょうね?

 

練習するときにはベテランさんに付いてもらって練習した方がイイです。

 

ベテランさん 『イイか~ ちょっと見てろ~』

 

つって…

 

メキメキメキ…

 

って壊したベテランさんのハナシを知っている…。

 

”こうやっちゃあいけないよ”

って見本を見せてくれますからね。

 

ジブ出しって毎日出すモンじゃない(現場によりますが…)から、手順をついつい忘れがちで壊してしまう事って多々あるんですね…

 

ワタクシ、ジブを格納する際…

ジブ連結ピン入れ忘れてブーム伸ばして…

 

『ドン!!』

 

プシュー

 

って、エアコンコンプレッサーを壊した事もあります(笑)

 

失敗もしてみないと、覚えない・注意しないって事も多少はありますよね?

 

ジブ出しに自信の無い方は、整備のタイミングでジブ出しの練習をしましょう。

 

現場に出て、困るのも助かるのも自分ですからね…。

 

 

とはいえ…

現場でドキドキ・ハラハラしながらジブを出した方が覚えは早いかもしれません…。

 

 

現行機種は、運転席への乗り降りが少なくなってモノすごく進化してると思います。

ラジコン操作だもんね。

 

 

 

空中展開ジブなんつってね…

メーカーさん…

 

よく考えたよなぁ~

 

って感心してしまいます。

 

ジブ出しタイムアタックしてた頃が懐かしいなぁ…。

 

諸先輩によるジブ出し補足情報

概要編の際に、このブログのご意見番の皆様より補足情報を頂きました。

・エアコンをOFFにしないとジブの張出し格納(ジブをブームの横や下に抱く)ができない機種がある。

・ブームの全縮状態を保持できない故障により、ジブのロックがかからない場合がある。

また、それによりブーム先端のジブ固定ピンが抜けなかったり、最悪、ピンを抜こうとしている時にジブが落下する。

と、いった事があるかなと
(^^;

最後のトラブルは、ジブが中途半端にロックされ、ブームを倒していく途中でジブが落下したりもするので、古い機種は普段からブームが伸びてないか点検が必要ですね

ちなみに、応急の対策としては、レバーを縮む方にヒモとかで固定するしかないです(笑)

以上、カビのはえた智識でした
f(^^;

 

とも蔵さん

ありがとうございますm(__)m

 

マゴ出しはヒヤリハットが山盛りの作業
絶対にマゴ出しの最中は他の事はしない、考えない。

おしゃべりもナシ。

一つ一つ常に確認しながらやらないと、命にかかわる事故につながる作業です。

マゴ出し途中で別の事したり、監督や職人、電話などの妨害工作に遭った後の話でセット完了、さあ振り出しとブーム伸ばした瞬間ドカンと細ピンの打ち上げしたり、マゴ振り出して行ったら子のシーブの太ピン抜き忘れててワイヤーぶっちぎってマゴ落としたり、さっさと畳んで帰ろうと抱き込む為に巻いたらブーム全縮小してなくてロック掛からず油圧ホースのドラム変形させたりします。

 

豆知識としてGR以前の機種だと
ピンとワッシャーの予備を常備する事
ピンが飛んでいって紛失しないようにヒモを付けておく
コネクターにはシリコンオイルを挿しておく
マゴ出し中は絶対に他の事を考えない、途中で離れない
ブームのマゴ自動ロックのラッチは信用しない

格納時、テンションロッドの固定ピンを走行状態の時にRピンが下になる様に取り付ける
ヒマゴ抜きの時、巻過の線やカプラーを破損するので抜き忘れを確認してから行う
ヒマゴ抜く際、発射方向の人払いの確認
格納時は勢いよく巻かない(ストッパー部が変形してピン位置がずれてしまいピンが入らなくなる)
滅多にマゴ出ししない機械はヒマゴのスライドプレートのシムの手入れをしておかないと腐って膨れてスライドプレートのクリアランスがなくなるどころか挟んでしまい、人の手では出てこなくなる。又格納しようとするとマゴが持ち上がる事もある。

マゴ振り出し時はウインチで巻いて出すとワイヤーが早く痛む上、ドラムの巻き取り位置によってはドラムに噛み込んでしまう事もある

畳む時にブーム長には余裕を持たせる事を忘れないようにしないとバンパーやボディに当たる可能性がある
テンションロッドの中間固定ラッチを忘れてないか確認
G3からは別の問題がありますがここでは割愛します。

私が気をつけているのはこんなところです。

コンマ1tさん

ありがとうございますm(__)m

 

以上、誰かの何かの参考になればコレ幸いです。

 

それでは本日も

 

ご安全に!!

コメント

  1. コンマ1t より:

    G3になって非常に楽になったマゴの出し入れですが、それ以前の機種では結構な労力と時間と忍耐と運が必要な作業でした。
    平地で展開出来ればまだマシですが、板木マシマシの砂防ダムやアウトリガー張ったら寸法いっぱいの鋼台上や電線だらけの街中でヒマゴ抜きなど、サーカス紛いの作業が必要でした。
    どうもFXからG4まで日替わり定食のコンマ1tです。

    マゴ出しはヒヤリハットが山盛りの作業
    絶対にマゴ出しの最中は他の事はしない、考えない。おしゃべりもナシ。一つ一つ常に確認しながらやらないと、命にかかわる事故につながる作業です。マゴ出し途中で別の事したり、監督や職人、電話などの妨害工作に遭った後の話で
    セット完了、さあ振り出しとブーム伸ばした瞬間ドカンと細ピンの打ち上げしたり、マゴ振り出して行ったら子のシーブの太ピン抜き忘れててワイヤーぶっちぎってマゴ落としたり、さっさと畳んで帰ろうと抱き込む為に巻いたらブーム全縮小してなくてロック掛からず油圧ホースのドラム変形させたりします。

    豆知識としてGR以前の機種だと
    ピンとワッシャーの予備を常備する事
    ピンが飛んでいって紛失しないようにヒモを付けておく
    コネクターにはシリコンオイルを挿しておく
    マゴ出し中は絶対に他の事を考えない、途中で離れない
    ブームのマゴ自動ロックのラッチは信用しない
    格納時、テンションロッドの固定ピンを走行状態の時にRピンが下になる様に取り付ける
    ヒマゴ抜きの時、巻過の線やカプラーを破損するので抜き忘れを確認してから行う
    ヒマゴ抜く際、発射方向の人払いの確認
    格納時は勢いよく巻かない(ストッパー部が変形してピン位置がずれてしまいピンが入らなくなる)
    滅多にマゴ出ししない機械はヒマゴのスライドプレートのシムの手入れをしておかないと腐って膨れてスライドプレートのクリアランスがなくなるどころか挟んでしまい、人の手では出てこなくなる。又格納しようとするとマゴが持ち上がる事もある。
    マゴ振り出し時はウインチで巻いて出すとワイヤーが早く痛む上、ドラムの巻き取り位置によってはドラムに噛み込んでしまう事もある
    畳む時にブーム長には余裕を持たせる事を忘れないようにしないとバンパーやボディに当たる可能性がある
    テンションロッドの中間固定ラッチを忘れてないか確認
    G3からは別の問題がありますがここでは割愛します。

    私が気をつけているのはこんなところです

    • Slide Away Slide Away より:

      コンマ1tさん
      お疲れ様ですm(__)m

      返信遅くなってすみません。
      電気がアレな感じだったので…。

      ≻どうもFXからG4まで日替わり定食のコンマ1tです。

      すっげぇ…
      スキル半端ないっすね…。

      コンマさんも結構やらかしてるんですね(笑)

      失敗して壊して覚えるってのも多少ありますよね(笑)?

      豆知識、いただきましたm(__)m
      ありがとうございます!!

  2. とも蔵 より:

    ども、Slide Awayさんの久しぶりの大作に涙が止まらない涙腺崩壊爺です
    (T-T)

    さて、今のオペは幸せですよね

    携帯で、なんでも情報が手に入り、簡単で手軽に見れんですからね

    昔々は付箋に色々と書いて車内に貼ったり、手順をジブに書いたりしてたんですけどね
    (^^;

    爺は用済ですわ!
    (≧∇≦)

    ちなみに、クレーン塾では10ラフのセットは習うみたいですが、マゴ関係は教わらなかったそうです

    また、クレーン塾で大特と玉掛の免許も取れるそうですよ

    参考までに

    • Slide Away Slide Away より:

      とも蔵さん
      お疲れ様ですm(__)m

      無事、通電して落ち着きました。

      ≻昔々は付箋に色々と書いて車内に貼ったり、手順をジブに書いたりしてたんですけどね
      (^^;

      確かに…(-_-;)

      いい時代ですよね~

      ≻爺は用済ですわ!(≧∇≦)
      そんな事はありません!!

      ≻ちなみに、クレーン塾では10ラフのセットは習うみたいですが、マゴ関係は教わらなかったそうです

      ≻また、クレーン塾で大特と玉掛の免許も取れるそうですよ

      んで。就職先も斡旋してくれるんでしたっけ?
      いたれりつくせりっすよね…

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