TADANO GRシリーズ以前モデルのジブ出し(25t以上) 概要編 

クレーン操作ネタ

毎度お世話になります。

 

盆休み明けてですね、すっかり休みモードに体が慣れてしまいましてね…。

 

ぐうたらしてたんですよ。

 

あ~

配車しなくてイイんだぁ~

ゴロゴロ天国サイコー!!

 

つってね。

でね、そんなぐうたら生活してたんですけどもね…

 

人間、ぬるま湯につかるとナカナカ出れないじゃないですか

 

で…

休み終わって、平常営業になったんですけども…

 

まぁ~
お湯が
熱っつい事
熱っつい事…。

 

平常営業に体が慣れない…。

 

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

どうも、長期連休中毒おじさんです。

 

 

今回はですね…

『ここんとこG3ばかりでGR以前のシリーズのジブ出し方法を忘れてしまった方』

と、

『GR乗車で現場にて急遽ジブ出しと言われ、車内に取説が無くて困ってる方』

に向けて…

 

この夏の終わりに、長期連休中毒おじさんが送るスペクタクルロマン…

 

そう…

 

GR以前のシリーズのジブ出し手順(25t以上)を公開しようかと思います。

 

需要があるかどうかはわかりませんがね。

 

もうね、需要とかそんなの関係無い。

 

テーマ決めて取りかかってみたものの、ボリュームありすぎて若干どころか結構後悔したから…。

 

もう中途半端で公開しょうかと思ったから…。

 

 

自社クレーンを使って動画とか撮っちゃえばイイじゃん

 

って思うかもしれないのですがね、動画の編集わからないからね。

 

それにね…

 

カラーリングとかでさ、個人特定からの身バレのコンボは嫌なので…。

 

まぁね、

そんなこんなの大人の理由でね

 

その辺、ご了承いただいてですね

 

取説の画像を元に説明していきたいなと思うですよ。

 

今回は…

 

『ここんとこG3ばかりでGR以前のシリーズのジブ出し方法を忘れてしまった方』

 

向けの内容となっております。

 

それでは参りましょう!!

 

ジブ出し方法…

スターティン!!

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TADANO GRシリーズ以前のジブ出し(25t以上)について

まずは落ち着いてピンの位置の確認をしてください。

 

メインのピンはジブとブームを繋ぐ2本。

 

それと、ジブとブームを繋ぐ太っといピン1本。

 

GRシリーズやそれ以前のモノともなると、年式的にも経年劣化によるガタつき等ありますので、ジブ出し前に各部の給脂と、振り出し用の補助ワイヤーの素線切れ等の確認した方がイイですね。

 

ジブ振出し時に補助ワイヤー切断し、ジブがブームに接触して元に戻せない…

 

な~んて事になり兼ねないですからね。

 

現場で白~い目で見られます…。

 

突き刺さります…。

 

そんな生き地獄を味わう前に、最低限の確認をしましょう。




ジブ出し前に用意するもの

 

 

では…

 

急遽ジブ出しという場面に遭遇した場合に用意するモノですが…

1.ヘルメット

2.安全帯

3.脚立(車載されてますよね?)

4.保護手袋

5.補助ワイヤー

6.潤滑スプレー

7.ダチョウ俱楽部っぽく『聞いてないよ~』ってつぶやく

8.落ち着いた心

特に用意するものNO.7とNO.8が大事ね。
ピンの抜き忘れ・刺し忘れで大惨事になりますからね…。
慌てない・騒がない・Dragon Night(ドラゲナイ SEKAI NO OWARI 2015 )
そんな落ち着いた心で、手順を一つ一つ確実に確認しながら進めていきましょう。

GR以前のシリーズのジブ出しの概要

ざっくりな流れの説明です。
『ここんとこG3ばかり乗車で、GR以前のシリーズのジブ出し方法を忘れてしまった方』
は、概要を見て思い出せるかと思います。

ジブをブーム下面へ移動し、ブーム先端と接続する

・ブームを1m程伸ばす
・脚立を用意する
・各部のピンを抜き、ジブを抱きかかえるようにします。
・ブームを再伸縮する
・ジブセットピンを差し込む
過巻防止装置用スイッチを取り外す
・油圧ホースを掛ける
~注意~
G3の過巻き防止装置用スイッチと違って、GRの過巻防止装置用スイッチはトップシーブのワイヤーの外れ止めピンの役割も兼ねてます。
コレを外し忘れてジブの振出まで行っちゃうと、補巻きワイヤーがトップシーブの外れ止めの役割をしているピンが太いため、補巻きワイヤーが切断してしまいます。
この時点で確実に取り外しましょう!!

補助ロープを取り付け、ジブをブームから振り出す準備をする

・補助ワイヤーを補巻きフックに掛ける
・補巻きフックを適度に巻く
・安全ロープをジブから取り外す
・起伏角度を75°~80°まで起こす

ジブをブームから振り出す

 

 

・ブームを伸ばす
・補巻きフックを巻き下げる
・ジブに補巻きフックを掛ける

ブームを下げながらブームを伸縮し、ジブを前方に振り上げる

・補巻きフックを巻く
・巻かなくなったらブームを伸ばす
・ブームを倒す
・主巻フックの過巻に注意する

ジブのテンションロッドをブームに接続する

・テンションロッドを取り付ける
・ジブセットピンを差し替える
・補巻きフックを巻き下げる
・過巻防止装置用スイッチを取り付ける
・起伏角度を60°以上にしたらAML設定をジブ作業設定に変更する

最後に

ざっくり進めていくと
こんな感じですよ~
って事でですね…
危っぶね~!!
思い出せた~!!
って方がいたらコレ幸いです。

次回は、『GR乗車で現場にて急遽ジブ出しと言われ、車内に取説が無くて困ってる方』に向けてジブ出しの詳細手順をお送りいたします。

ジブの格納手順もコチラで↓

それでは

本日もご安全に!!

コメント

  1. ひろしぱぱ より:

    ビックリするくらいマニアック!
    好きです(^^)
    めちゃくちゃ好きです(^-^)

  2. とも蔵 より:

    ども、最近、ふとした事から、全身に絵書いた若い職人から、やたらとからまれている、ベストキッド爺です(汗)

    さて、かなりザックリですが、良いんじゃないですか?
    (^^;

    補足するとしたら

    * エアコンをOFFにしないとジブの張出し格納(ジブをブームの横や下に抱く)ができない機種がある

    * ブームの全縮状態を保持できない故障により、ジブのロックがかからない場合がある

    また、それによりブーム先端のジブ固定ピンが抜けなかったり、最悪、ピンを抜こうとしている時にジブが落下する

    と、いった事があるかなと
    (^^;

    最後のトラブルは、ジブが中途半端にロックされ、ブームを倒していく途中でジブが落下したりもするので、古い機種は普段からブームが伸びてないか点検が必要ですね

    ちなみに、応急の対策としては、レバーを縮む方にヒモとかで固定するしかないです(笑)

    以上、カビのはえた智識でした
    f(^^;

    • Slide Away Slide Away より:

      とも蔵さん
      お疲れ様です…

      現在…
      正座で監禁されてます!?

      実はですね…

      詳細編も作成中なんですけどね、途中で投げ捨てたい位のボリュームで、ナカナカ終わらないんです(笑)

      御大の貴重な知識をいただきます

      詳細編に入れ込みますm(__)m

      毎日、一行ずつ更新したら面白いかな(笑)?

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