リライト操作記事の起伏編ですってよ奥さん。
2012年の11月…
ワタクシはそれなりに頑張っていたんですね…。
そして2020年10月…
頑張ってリライトしてみました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
どうも、リライトおじさんです。
旋回操作で起こる荷の揺れ・振れについては過去記事を参考にしていただいて、今回は起伏レバー・ペダル操作とアクセルワークについて書こうかなと…。
今回は起伏レバー・ペダルについてなんですけども
初めに…
しっかりしたクレーン屋さんに入社が決まって、会社のモータープールで数日~数週間練習して、現場デビューって流れが本来なんですけどもね…
中には1~2日モータープールで練習して現場へブッ込む会社も中にはあるんですよ。
上の人って、結構テキトーだったりしますからね…
『免許あれば動かせるんでしょ?』
って、ノー天気な人いますからね。
募集するからには人手不足なトコがほとんどですからね。
そうなると現場へ出される方がかなり大変なんすよ(-。-;)
いサファリパークの肉食獣ゾーンでいきなり
『ドン』
って車外に放り出される感じ?
『え?え?』
つって。
『うわぁ…
あそこのトラがやたらめったらガン見してくるゥッ…
(((((( ;゚Д゚)))))』
みたいな状態。
作業しても荷の揺れが止まらなかったりして、非常に申し訳なかったりで…
正直、メチャメチャ苦労します。
精神的にも結構疲れましたね。
でね、乗り始めの頃ってね、
おっかなびっくりで動かしてるから、アクセルが踏めなかったりするんですよ…
アクセル踏めないから、いつまで経っても揺れが落ち着かない。
レバーもパッと離しちゃったりして、動きがガッツンガッツンしちゃうみたいなね…
一日作業終わったらボロ雑巾のような精神状態になるという…
ワタクシにもそんな時期がありましたよ…
とんでもない資格取っちまったんだな…(-。-;)
って思った事…。
今回も”アソビ”と”アタリ”を極めよう。
そうならないために、覚えて貰いたいのが…
・起伏レバー・起伏ペダルをどの位倒したら、ブームが動き出すのか?
って事。
旋回編でも書いた”アソビ”と”アタリ”です。
起伏操作レバー・ペダルを動かして、”シュー”って音がし始める位置(アタリ)を覚える事。
”シュー”音を聞き取ろう
起伏操作時には”シュー”って音を聞き取ってください。
この”シュー”って音がすると…
ブームはもう動いている
という状態です。
油圧ポンプから作動油が流れる音?だったっけな…
とにかく起伏操作レバー・ペダルを動かすと…
“シュー”
って音がするんすよ。
エア漏れ音じゃないっす。
旋回操作時はあまり聞こえないんすけどもね…
起伏操作レバー・ペダルを動かして、どの位レバー・ペダルを入れたら(倒したら)各操作が動き出すのか?
っていうポイントを探して覚えてください。
逆に、どの位レバー・ペダルを戻したら起伏操作が止まる(“シュー”音が消える)のか?
っていうポイントを探して覚えてください。
まずはソコから…。
旋回編でも書きましたが
クレーンのクセに慣れる事
コレ非常に大事です。
縦揺れ・振れの方が苦戦する理由
乗り始めの内は横揺れ・振れを止める事よりも縦揺れ・振れを止めるのに苦戦します。
旋回操作で横の揺れ・振れを止めて…。
起伏操作で縦の揺れ・振れを止めるワケなんですけども、
旋回操作で起こる”横揺れ”は運転席から見て揺れ・振れの幅が確認し易いから対処しやすいのですが…
起伏操作で起こる”縦揺れ”は揺れ・振れの幅が確認し難いから対処がし難いのです。
フックや荷の揺れにタイミングを合わせて起伏操作レバーを操作するのですが、起伏操作レバーを操作してブームが動き出すタイミングと、フックや荷の揺れるタイミングが合わないと揺れってなかなか止まりません。
タイミング次第では、
ブランコを漕ぐみたいな要領で揺れ・振れ幅を大きくしてしまします。
余計に揺れ・振れを発生させちゃうんですよね…。
原則”合図者の合図に従う”なのですが…
クレーン操作(移動式、天井問わず)には、”振れ止め”という技術が必要不可欠になります。
起伏操作の”揺れ・振れ止め”の理屈は?
前回の”横揺れ編”に引き続き、2019年度版の自分の文章力でも上手く伝わるかは解りませんが…
起伏操作で運転席から見て吊り荷・フックの”縦揺れ”が起こります。
んで…
またこの”昭和の催眠術”みたいな図の登場なんですが…
起伏操作後の”縦揺れ”を横から見た図という事で判断してください…
『前回と同じ図じゃねーか!』
と思われそうですが…
『縦揺れを図で書けない!!』
ので勘弁してください。
旋回操作編では、揺れ幅とCの位置を中心に考えて右旋回、左旋回を判断して揺れを止める…
的な事を書いたと思うんですが、この縦揺れも理屈は同じなんです。
運転席が図のA側にあるとします。
で、例によってA~Eに行って、E~Aにブラーンって戻って揺れてます。
A~Cに揺れてC~Eに動き始めた時に
『倒し』をジワーっと
E~Cに揺れてC~Aに動き始めた時に
『起こし』をジワーっと
操作してやれば揺れ幅は少なくなり、慣れれば1発でスパっと揺れを止められるようになります。
起伏操作の”揺れ・振れ止め”のコツは?
起伏操作の揺れ・振れ止めのコツとしては…
数をこなす
どのタイミングで『起こし』、『倒し』操作をしたら『揺れ』はどう変化するかを自分で掴むしか無いと思います。(コツになってない…)
ブームの長さ、フックからの吊ワイヤーの長さ、吊荷の重さ、多くの状況で揺れを止めるタイミングが若干違ってきますので…。
数をこなして経験を積むしか無いんですね…
ただ…
毎日やみくもに経験を積むよりも、考えながら経験を積む事が大事です。
昨日はこのタイミングで揺れが少し収まったから、今日はもう少し早いタイミングで揺れ止め操作を始めてみようかな?
みたいな感じでね…
創意工夫が上達に繋がります。
機械にひたすら慣れる事
前回も書きましたが、そのクレーンに慣れる事。
メーカーや機種でアソビとアタリが違いますので…。
シンクロ率を某シンジ君並みに上げる事が必要になります。
アクセルワークを駆使した時の起伏の動き方の確認だったり
どの位起伏レバーを操作したら、どの位の速さで起伏が動くのか等々…
ブームの長さによっても起伏の速さも変わってくるので注意してください。
ジワーっと動かし始めて、ジワーっと止める。
起伏レバーを操作してジワーっと動き始めるポイントはどの辺りか?を把握しておくと操作が楽になりますよ。
必ず動かし始めはジワーっと動かし、止める時ももジワーっとレバー・ペダルを戻しましょう。
パっと離してしまうとブームが煽って、吊荷がバインバインしちゃうんで…。
事故・ケガの加害者になりかねませんので注意してください。
揺れ幅をよく見てタイミングを合わせて操作する。
乗り始めのうちは、縦揺れのCの位置が確認し辛い。
なので…
休憩時間でも空いた時間でも起伏操作で縦揺れさせて運転席から降りて、横から揺れを見る。
『あーこの辺で起こせばいいのかぁ』
みたいな感覚を掴んで、運転席に戻って視覚の誤差を修正してみたり
先輩オペさんの動きを見て
『あーこの辺で起こせばいいのかなぁ~?』
ってワタクシは色々模索してました。
1m位の棒に重りを付けた釣り糸を括り付けて、縦の揺れ止めの練習もしてました。
嫁さんには
『なに遊んでるの?』
って言われましたけど、ワタクシは揺れ止めを極めるのに必死でしたね(笑)。
現場で、職人さんのリアクションが
『揺れひでぇな』
みたいなリアクションを見て、すんげぇ悔しいって気持ちもあったので…
1m位の棒に重りを付けた釣り糸を括り付けて、縦の揺れ止めの練習もしてました。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
いつまでも下手のままじゃぁ悔しいですからね。
起伏操作に悩んでいる方のお役に立てれば是幸いです。
コツさえ掴んでしまえばコッチのモノなので頑張りましょう!!
↓コチラもご覧ください。
コメント
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お久しぶりです( ・∀・ )
>
> 最近では少しずつ木造の建方もやらせてもらえるようになりました。
ランクUPおめでとうございます(〃ゝω’)b
> また質問等しても良いでしょうか??
またネタ要請していただけるんすか(,,人゚Д゚)
答えられる範囲で頑張りますよー
お待ちしておりますm(__)m
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お久しぶりです!
派手に分かりやすい説明ありがとうございますw
最近では少しずつ木造の建方もやらせてもらえるようになりました。
早く一端のオペになれるよう毎日修行頑張ります。
また質問等しても良いでしょうか??