GR-700のエアコンのファンベルトを調整したハナシ

クレーンネタ

先日、自社ヤードでオルターのウエイトを積み込みむ際に、空いてたGR-700を使ったんですけどもね…

 

エンジンをかけると運転席の後ろの方で
『キュキュキュキュキュ!!』

って騒がしいんですよ。

 

う~ん…

エンジンかな?

エアコンかな?

 

どちらかのファンベルトが緩んでるのか、劣化して要交換な状態なのか…。

どっちかな?

 

エアコンをOFFにしてみると音が消えた。

 

こりゃ原因はエアコンのファンベルトだね。

 

う~ん…

 

しかし…

 

 

 

うるせぇ…。

 

オルターのウエイトを積み込んだ後にちょいと調べてみよう。

 

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

どうも、ウエイト積み込み担当おじさんです。

 

今回のお話は、エアコンのファンベルトを調整したよってお話です。

だけどね、いかんせん整備に関しては整備士でもない素人が作業したので、同様の作業をして不具合が生じても当方責任を負いませんよ~。

 

あらかじめご了承くださいm(__)m

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ファンベルトの泣き場所の捜索

↑の矢印のトコにエアコンがあります。

 

今までのモデルって左側に付いてましたよね?

 

ファンベルトが泣いてる音はココから出てました。

 

カバーを外して状態確認

 

で…

ウエイトを積み込んだ後、旋回体を90°に旋回して後ろから覗き込むと…

 

↓こんな感じでカバーされてます。

 

カバーの反対側からアタックできればよかったのですが、どうも自分の頭を突っ込めるほどのスペースは無いので、カバーを外して状況を確認する事にした。

 

最初に下側①.②の2つのボルトを外してから、上側ボルトを外して方がイイですね。

③のボルトを先に外してしまうと、カバーがグラグラして①.②のボルトが外し難いです。

 

ちなみにココのボルトは12㎜でした。

 

ファンベルトの張り具合を確認

 

↑カバーを外すとこんな感じでした。

ファンベルトを確認してみると、ひび割れや切れ等は無さそう。

たるみ具合を確認するとソコソコたるんでる感じ?

このファンベルトのたるみを調整するだけで済みそうでした。




カバーを外したものの…

調整方法検討

さてさて…

どう調整したらよいのだろうか…?

構造的に①のネジ部分で小さい側のプーリーが動く様な構造だった。

コレを広げてやれば、ファンベルトのたるみがとれるワケですよ。

 

ただ…

②の箇所で裏側からボルトで固定されている。

 

 

なにコレ動かねぇじゃん…。

 

って思いつつ…

反対側をスマホで撮影して確認してみた。

う~ん…

計5か所もボルトとまってるね…。

ガッツリ固定っぷりがハンパない。

 

ボルトとナットに番号を付けてみた。

①~③なんだけど、ボルト側とナット側で固定されてるんだけど、何か意味があるのだろうか…?

⑤をクルクル回して小さいプーリー側を動かす事が出来そう。

そのためには①~④のボルトとナットを緩めなきゃいけないね。

 

 

ただ…

この…

 

ボルト&ナットの仕組みで~♪

 

じゃなくて、このボルト&ナットを緩めるにはこの位置からの作業では厳しい。

配管が多くて頭が入らない。

なので…

結局、カバーを外した側の後ろからのアタックとなりました。

 

調整作業開始

使用工具

 

使用工具は…

・ソケットレンチ12㎜~14㎜

・エクステンションバー100㎜

・スパナ 12㎜・14㎜

でした。

工具さえあればなんとかなりそうです。

 

ラチェットにエクステンションバー付けて…

 

ちょっとカバーを外した側からの画像は無いのですが…

①と③は13㎜

②は12㎜のソケットレンチ

で緩めた(外さない)後

④は12㎜のスパナで緩めて…

 

遂に本丸⑤の調整ボルトにたどり着く。

⑤は14㎜のスパナを使用。

 

ファンベルトの張り具合に注意して調整。

ファンベルトをパッツンパッツンになるまで張り過ぎると、他のトコに支障出ちゃいますからね…。

余計な修理代がかかってしまうので、そこは控えめに調整。

なんせ素人ですから。

 

で、①~④のボルトを締め込んだ。

ホントは規定トルクとかあるんでしょうけど、ソコはフィーリングですよ。

ネジ切れるまでのバカ力で締め込まなきゃイイんすよ。

きっと…。




試運転

 

試運転してみて、ファンベルトが泣くかの確認。

アクセルを吹かし、エンジンの回転数を上げてもファンベルトの泣きは無くなった。

 

取りあえずはコレで様子見かなぁ~?

 

って事で、カバーを取り付けて完了。

今回は割と簡単に調整できました。

 

極端に言ってしまえば、工具でボルト回すだけっすからね。

 

25tのG3αのエアコンは作業し難いトコにあるって言ってたなぁ…。

 

雑感

 

オペと配車と整備ができれば、転職困らなそうだなぁ…。

転職しても配車は嫌だなぁ…。

 

整備スキルを上げたいわぁ…。

 

な~んて事も考えつつ…

自社オペさんの熱中症対策でもありますからね…。

 

 

酷暑時の現場でさ…

ファンベルト切れてエアコン動作せずで熱中症になりました~

倒れました~

 

な~んて事になったら大変ですからね…。

 

ガラス張りの移動式クレーンの運転席。

酷暑時でのエアコン故障っていう状況での作業は、こちとら何度も経験してますからね。

 

そんな状況…

 

地獄でしかない。

 

 

なので…

小さくても気が付いたトコは、早いウチに対処しておかないといけないよね。

 

と言う事で…

 

本日もご安全に!!

コメント

  1. とも蔵 より:

    ども、仕事とは言え、明日、十数年ぶりにアクアラインを通り君津に行くので、ワクワクしている爺です(笑)

    さて、ロストテクノロジーになるかと思われますが、クレーンの灯油ヒーターも本体の内部にベルトがありまして、これが切れると温風が出てこなくなり、車内で投資します(笑)

    細くて小さいベルトなので紐や輪ゴムで代用できますが、投資しそうになってからは予備品を積んでました
    (^^;

    懐かしいですなぁ…

    指揮が近いのか、ノスタルジーな爺ですた
    f(^^;

    • Slide Away Slide Away より:

      なんですってぇ!?

      窓を開けて温度調節していたという灯油ヒーター…

      輪ゴムで代用できるなんて…
      ( ; ゜Д゜)

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