先日行った現場の休憩中、職長さんにいいアパート知らないかと尋ねられた。
自分の中で物件情報の話題の引き出しは空っぽだったんだが、どんな間取りを希望か念のため聞いてみた…
その職長さんは50代後半独身で、ガッツ石松氏によく似たナイスガイ。
吊り荷のセンター(重心)合ってないのに、巻き上げの合図を平気で出すんですよ(-。-;)
もう…
パンチドランカーじゃねぇか?
と思うくらいのセンターのズレっぷり…。
クレーンは合図通りに動かさなきゃいけないんだけど、ガッツさんの合図通りに動かすと荷振れが
起きるし、その荷振れで誰かが怪我するってなっても嫌なんで、こちら側でワイヤーの張り具合見
てセンター合わせるように動かしてるんですが…。
そんな力技主体の昭和の力士のような作業スタイル。
現在会社の寮に住んでいるんだが、寮の老朽化寮を理由に会社が寮を無くす事になったので
アパートを探しているとの事。
俺 『どんな物件探してるんすか?』
ガッツ 『6畳と4畳半の2部屋と2畳位の“チッキン”があれば文句ないんだけどな!!』
…ん?
今、確かに“チッキン”て言ったよな?
いやいや、まさかね…
いやいや、まさかそんなハズないよね。
もし本当に”チッキン”だったら、日本全国の物件情報調べても一生見つからないよね…
2D”C”
とか見たことないし…。
けど、ある意味見てみたい…
不動産屋さんで
ガッツ 『6畳と4畳半の2部屋と2畳位の“チッキン”のある部屋探してるんだけど…』
不動産屋 『え?チッキン?ですか?少々お待ちください…。社長…ヒソヒソ…』
みたいなやり取りをアリーナ席で見てみたい衝動に駆られた。
…でも
俺の聞き間違いかも知れないし、もう一回聞いてみよう。
俺 『え?2部屋と2畳位の何すか?ウォークインクローゼット的なやつすか?』
360°どう見てもウォークインクローゼットとか必要なさそうな見た目だったが、聞き間違いと思われるキーワードを引き出すため、今流行のメンタリズムのテクニックを駆使してみた。
ガッツ 『“チッキン”だよ”チッキン”( ゚Д゚)!!』
やべ…
キレ気味だ…
しかもウォークインクローゼットはスルーされた。
でも、確かに2回…
今度はしっかり聞き取ったぞ…
俺は聞き間違えてなかった…。
でも、『それって”キッチン”じゃないんすか?』って言えない雰囲気のまま会話が進む…。
ガッツ 『まぁ電子レンジ置くところがあれば”チッキン”なんて要らないんだけどな!コンビニ弁
当しか食わないからよ!!がははははは!!』
…って
キッチンもチッキンもいらねぇじゃん
キッチンでもチッキンでもどっちでもいいからセンター合わせてくれよ…。
と…
心の中で訴えた休憩時間の1コマでした…。
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